カリーライス専門店エチオピア本店｜カレーの街の老舗で味わう、カップ麺化されたビーフカレー @神保町［東京都千代田区］

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東京の神田といえば、もちろん古書店街のイメージが強いのだが、近年はカレーの街としても知られるようになった。その傾向がはっきりして以降、カレー店の新規出店が加速したこともあって、現在、神田にはカレーを提供する店が実に400店以上も存在する。そんな神田の選り取り見取りのカレーの中から、今回は先日カップ麺化された老舗のビーフカレーをレポートする。

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1988年創業の老舗

地下鉄各線の神保町駅の近くにあるカリーライス専門店エチオピア本店は、今から31年前の昭和63年に開業した。大正13年に開業した神田のカレー店の草分けスマトラカレー共栄堂と比べると歴史は随分浅いが、大半のカレー店が新参の神田にあっては、この店は老舗の部類に入るであろう。ちなみに店名のエチオピアは、開業当初に扱っていたエチオピアコーヒーに由来するそうだ。

カリーライス専門店エチオピア本店の場所−Googleマップ

カリーライス専門店エチオピア本店の情報−食べログ

カレーの超激戦区

神田の中でも特に神保町駅の辺りにカレー店が集中している。駿河台下から明大通りを北へ向かって歩いていくと、MAJI CURRY 神田神保町店、スープカレー屋鴻オオドリー神田駿河台店、カリーライス専門店エチオピア本店の順に、カレーの名店が3軒並んでいる。

カップ麺とレトルトカレーが発売中

カリーライス専門店エチオピア本店のカップ麺と2種類のレトルトカレーが発売中である。2019年8月5日にサンヨー食品から発売されたエチオピア監修ビーフカリー味ラーメンは、強いて挙げるならカレースープのスパイス感が若干いい感じで、また麺の表面はちょっと滑るような舌触りである。カレー味のカップ麺といえばカップヌードルカレーが定番だが、それと比べると、スープの旨さや麺の食感でやや劣る感じがする。エム・シーシー食品からエチオピアビーフカリーとエチオピアビーフカリー激辛というレトルトカレーも発売されている。この2種類のカレーは辛さ以外はほぼ同じ味である。原材料のトマトペーストとりんごペーストの効果なのか、ピューレっぽさが表れているのが特徴的だ。フルーティーな味わいを含む点がお店のカレーと共通しているが、共通点はそれだけで、全般的にはあまり似ておらず、お店のカレーに比べ、香りが少なくて、味が幾分単調である。尚、エチオピアビーフカリー激辛は後を引く辛さが激烈で、食後もしばらく口内がヒリヒリするほどなので、激辛好きの人以外は避けるのが無難だろう。