横横家 仙台店｜横浜から遠く離れた仙台で命脈を保つ、元吉村家直系店の現在 @仙台市若林区［宮城県］
2014年秋、第15回TRYラーメン大賞の名店部門とんこつにおいて、9位入賞を果たしたのは、横浜の金沢八景にあった吉村家直系店の横横家であった。ところが現在、金沢八景にも、横浜にも、はたまた関東のどこにも、横横家は存在しない。さらには吉村家直系店からも、その名が消えている。名店横横家はいったいどうしたのであろうか。実は東北の仙台で横横家はその屋号を維持している。というわけで今回は、横横家の現在残る唯一の店舗である仙台店を訪れてみた。
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仙台の中心街にある家系の名店
仙台駅から徒歩圏内の好立地にある横横家 仙台店は、吉村家直系店横横家の2号店として、2014年10月に開業した。翌11月には、本店が第15回TRYラーメン大賞で入賞する快挙があり、まさに順風満帆だったのだが、暗雲が立ち込め始めたのは2015年7月。本店が東京へ移転するために閉店し、また師匠と決別することにもなり、吉村家直系店でなくなったのだ。横横家の跡へは、代わって、独立した弟子の店である麺屋 庄太が2015年12月に出店した。そして2016年2月、東京の湯島にセルフうどんのようなシステムを導入した横横家 湯島本店がついにオープンし、しかもなぜか“元祖東京家系ラーメン”を称した。しかしながら評判は芳しくなく、わずか3ヶ月後の2016年5月にあえなく閉店。名店横横家の屋号は、横横すなわち横浜・横須賀から遠く離れた杜の都に残るのみとなった。
お盆休み中、夕食時に訪問
この店は仙台駅から近いが、店舗前に5台分の駐車場も備えている。2019年8月14日(水)の午後6時半過ぎに訪れると、半分程度の客入りで、駐車場にも空きがあった。
中盛チャーシューメン¥900を購入。一般に家系ラーメン店は麺の硬さ・味の濃さ・油の量を調整してくれるが、すべて普通で注文した。
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