東京ラーメンショー2019 第1幕|今年も駒沢にラーメン店が大集結! 11年目を迎えた恒例の大規模ラーメンイベントが開催中! @駒沢オリンピック公園[東京都世田谷区]

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おいしい野菜を使ったみそらぁめんのお店
すみれ津本店 (三重県津市)
おいしい野菜を使ったみそらぁめんのお店 すみれ津本店

1杯目は、松阪牛と伊勢海老に惹かれて、おいしい野菜を使ったみそらぁめんのお店 すみれ津本店松阪牛ミンチと伊勢海老のみそらぁめんを選択。

 

松阪牛ミンチと伊勢海老のみそらぁめん・特選盛り

特選盛り¥400をトッピングしたので、わりと豪華な見た目となった。尚、今回はカメラを変更した関係でラーメンの接写撮影に失敗。したがって接写画像をキャプチャーできないので、遺憾ながらラーメンの画像はロングショットのみとなる。

このラーメンはアオサを練り込んだ緑色の細麺を使用していた。この細麺は程良い硬さで、低加水系のもっちり感がよく表れていて、それなりにいい感じであった。チャーシューは普通っぽい作りであったが、結構柔らかくて、普通っぽいなりになかなか旨かった。松阪牛のミンチはまさに名前負けで、松阪牛といっても格別に旨いわけでもなく、普通の牛ミンチと何ら変わらなかった。伊勢海老を粉砕した粉が入っていることを謳う味噌スープは、海老の風味は申し訳程度で、伊勢海老が旨さに貢献できているとは言い難かった。そもそもスープ自体、そこそこは旨いとはいえ、厚み不足な感じがして、味噌ラーメンらしい濃密な旨味が欲しいところだと思えてならなかったのだが、その一方でスープに混ざったアオサが、麺に含まれるアオサと相俟って、ラーメン全体に磯の風味を付け足し、少し粋な風情を醸していたのは良かった。

 

活力再生麺屋 あじ庵食堂 (福島県喜多方市)
活力再生麺屋 あじ庵食堂

2杯目は、“貝出汁香るしじみ潮ラーメン”と銘打つ喜多方ラーメンを味わってみた。

 

喜多方ラーメン

喜多方ラーメンの典型と見なすべき坂内食堂のラーメンを彷彿とさせる、なんとも喜多方らしい見た目のラーメンが出てきた。

ちょうどいい硬さの中太麺は、弾力感、もっちり感とも結構いい感じで、なかなか良好な出来栄えであった。シジミの出汁を使った塩スープは、10月初めに大つけ麺博で味わった宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀の塩ラーメンが念頭にあって、シジミの風味がガツンと来るのかと思いきや、こちらはシジミの風味が弱くて、ゆえに単なるあっさり系の塩スープとさほど違わない味わいとなっていた。実は喜多方ラーメンの進化形態を多少期待していたのだが、進化の程度があまりにも小さくて、未だ従来路線の内に留まっていると言わざるをえない様態であった。とはいっても、もちろんこれはこれで田舎風の素朴な味わいがそれなりには良くて、そこそこ旨いスープではあった。チャーシューは喜多方らしい昔ながらの何の変哲もない作りであったが、やや柔らかかったのがちょっとしたプラス要素だった。

 

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