TRYラーメン大賞・フェスティバル｜昨秋のTRY20周年記念イベントを振り返る @小田急百貨店 新宿店［東京都新宿区］

マタドール ✕ 元(HAJIME)

3杯目には、マタドール ✕ 元(HAJIME)の特製牛塩つけ麺 ¥1,320を選択。これもこのイベント限定のメニューとのこと。コラボ店だから、全メニューがこのイベント限定であるようにも思えるのだが···。2019年11月1日(金)の午後3時半頃に訪れると、あまり待つ必要もなく、スムーズに購入できた。

　

東京都足立区にある牛骨らぁ麺 マタドールは、店名からも分かるように、ラーメン界では少数派の牛骨を使ったラーメンを看板メニューとしていて、いささかパイオニア的なところのある名店である。実はこの店には勲章とも言うべきTRY新人賞における快挙がある。それは第12回TRY新人賞において4部門で入賞を果たしたことだ。すなわちオリジナル部門1位、しょう油部門2位、つけ麺 細麺部門2位、しお部門3位である。2011年当時、ラーメン界期待の新店だったということだろう。尚、写真は2017年7月2日に訪れたときのもの。

　

東京都板橋区にあるらあめん 元は、塩ラーメンが評判の名店。2010年代初頭の頃にはTRYラーメン大賞で目覚ましい評価を受け、3年連続でしお部門などで1位となった。すなわち第10回TRY新人賞で最優秀賞、およびしお部門の最優秀賞。第11回TRY大賞しお部門1位、およびつけ麺 細麺部門1位。第12回TRY大賞しお部門1位である。ちなみに最新の第20回TRY名店しお部門では、10位にランクインしている。

　

上品に整った見栄えで、何気に美味しそうな雰囲気を醸すつけ麺が出てきた。

　

澄んだ塩つけだれは、深みのある穏やかな味わい。そこそこ旨いのだが、ちょっとおとなし過ぎてつまらない印象も残った。

　

平打ちの全粒粉麺は程良い硬さで、やや多加水っぽい感じのオーソドックスな作り。若干プリッとしていて、多少もっちり感も表れていて、それなりに良好な出来であった。

　

ローストビーフ風の牛肉は、柔らかくて上質感があって、なかなかの上出来であった。

　

つけだれの量が少なめのため、麺と具を食べ終えると、つけだれがあまり残らず、スープ割りを存分に味わえなかった。だがそもそも、スープ割りにしたつけだれは不味いわけではなかったが、さほど旨いとは言えなかった。