ご当地ラーメン探訪|勝浦タンタンメン #2:国道沿いの行きやすい場所に立地する、ラーメン松野屋[千葉県勝浦市]

最終更新日

タンタンメン・チャーシュー
タンタンメン・チャーシュー

表面を覆うラー油によって、艷やかに赤く映えるチャーシューメンが着丼。

 

常識的な範囲内の激辛
激辛スープ

注文時に辛さの調整ができないスープは、激辛ではあるが、勝浦タンタンメンでたまに遭遇するような限度を超えた激辛ではなく、常識的な範囲内の激辛である。その辛さの背後に控えるスープは、醤油系の穏やかな味わいで、無難な仕上がり。とはいっても、味わう前に期待してしまうと、期待外れに思えそうである。反対に期待しないと、意外と少々いいような気がするかもしれない。一種の分水嶺にあるようなものだと、言えようか。

 

もっちり感にやや秀でた麺
細麺

程良い硬さの細麺は、もっちり感が多少いい具合で、それなりに良好な出来である。

 

食べ応えのあるチャーシュー
チャーシュー

チャーシューは昔ながらのありふれた作りで、まったくもって平凡。例えるなら、喜多方の筆頭の坂内食堂のチャーシューを大きめかつ厚めにカットした感じである。しかし別途トッピングしただけあって、量的には多めで食べ応えはある。

 

総括
店頭の自販機

今回は本場勝浦の勝浦タンタンメンを味わったが、実は本場の勝浦タンタンメンの特殊な事情として、土日祝に集中して訪れる観光客が、元祖の江ざわに殺到し、元祖の一人勝ち状態になっているということがある。わざわざ観光に来て、ラーメンの行列に並ぶために時間を費やしてしまうのは、客自身にとって無駄であるばかりか、早く食事を終えてなるべく多く観光してもらいたい地元の観光産業にとっても無駄である。その点を踏まえて江ざわの代替となる店を探せば、前回紹介したはらだと並んで、今回紹介したラーメン松野屋が、江ざわから比較的近い場所にあるということで有力候補となるのではないだろうか。

 

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