ご当地ラーメン探訪|勝浦タンタンメン #4:好立地に店を構える、てっぱつ屋 勝浦店[千葉県勝浦市]

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勝浦タンタンメン 大・トッピング チャーシュー
勝浦タンタンメン 大・トッピング チャーシュー

一見して、元祖江ざわ勝浦タンタンメンを彷彿とさせる一杯が着丼。

 

激辛スープ
激辛スープ

赤く眩惑的に煌めくスープ、その辛さは一般的な許容限度の限界に近いレベルの激辛である。その辛味の裏側にある醤油スープは、じんわりと余韻を残すような味わい深さを有していて、見た目のみならず味の方も、どことなく元祖に似ている様相である。しかしながら、それなりに旨く仕上がっているものの、まだ元祖のあのふくよかな旨さには一歩及ばないようだ。

 

もっちり感の良さが印象的な麺
細麺

程良い硬さの中細麺は、もっちり感がなかなかいい具合に表れていて、またスープの掴みもやや良くて、なにげに冴えた雰囲気を醸している。

 

柔らかい炙りチャーシュー

ロールチャーシューは外側を軽く炙ってあり、結構柔らかい。これまた元祖とよく似ている。ただし、元祖のように炙ることで微かな香ばしさを上手く付与するまでには至っていない。特に目立つ要素のない、よくある平凡な作りのチャーシューではあるが、平凡なりにまあまあ旨い仕上がりである。

 

総括
てっぱつ屋 勝浦店

てっぱつ屋 勝浦店で味わった勝浦タンタンメンは、元祖とよく似ていて、元祖をしっかりと研究した成果が窺える。ラーメンに限らず一般論として、何事においてもまずは手本となる優れたものを研究し、模倣する努力を積み重ねることによって、やがてその成果を糧にして新しい独自のものを創造できる。てっぱつ屋の場合、独自のものとは豚骨スープをベースとした勝浦タンタンメンであろう。今回は醤油スープをベースとする典型的な勝浦タンタンメンを味わったが、その独自性を打ち出した勝浦タンタンメンの方も、姉妹店のてっぱつ屋 佐野店で味わってみた。後日レポートするので、ご期待を乞う次第である。

 

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