緊急速報 #2|新型コロナで渋谷がヤバイ:2020年4月4日(土)、不思議な青いラーメンを食べに渋谷に行ってきた @吉法師

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鶏清湯 青 (鶏チャーシュー増し)
鶏清湯 青 (チャーシュー増し)

快晴下に望む海原のごとく鮮やかに澄んだエメラルドブルーのスープ! まさにビックリ・ドッキリなラーメンが着丼。

 

麗しく、そして旨い、エメラルドブルーのスープ
エメラルドブルーのスープ

エメラルドブルーのスープは、見た目の斬新さが際立っているが、決して見掛け倒しというわけではない。鶏の旨味を前面に打ち出した仕様で、鶏の風味が味覚に鋭敏に突進してくるような鮮烈さがあり、なかなかイケてる感じの味わいである。

 

洒落た風情の細麺
細麺

緑がかった色合いの細麺は、程良い硬さで、若干プリッとした感触がある。シコシコ感がややいい具合に出ていて、洒落た風情を醸し、派生的なもっちり感も少し表れている。またスープの味わいとも調和している感じで、なかなかハイレベルな出来である。

 

淡白な味わいのチャーシュー

鶏チャーシューは柔らかくて淡白な味わいで、そこそこは旨い。スープとのバランスも良好。ちなみに、このラーメンがミシュランガイド東京でビブグルマンに選ばれることを目指すなら、まずすぐにできることはチャーシューに付いた鶏の皮を除去することだろうかと思えた。もちろんただの素人の浅い考えに過ぎないし、余計なお世話だと思うが。

 

総括
店頭の掲示物

今回はあまりにも斬新な青いラーメンを味わったわけだが、味も結構レベルが高いとはいえ、結局のところこのラーメンのセールスポイントは見た目のユニークさに収斂するだろう。ラーメンのオススメ度を算定するに際し、このユニークさをどう評価すべきだろうか。ラーメンは見た目ではなく、味であるという論は、正論である。他方、料理は見た目も大切だというのも一理ある。もしも中途半端なユニークさであったならば、ラーメンは所詮は味であるという正論に、私は依拠したであろう。だが今回はユニークさが段違いで、まるで前衛芸術のように突き抜けてしまったような斬新さを実現しえている。ここまで来ると、もう皆さんに一度はこのラーメンの実物を見てもらいたいという気持ちにならざるをえない。というわけで、今回は敢えてオススメ度👍👍👍とさせてもらった次第である。

 

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