ビブグルマン巡り｜東京2020・ラーメン #8：店名のネーミングセンスが光る!? カネキッチン ヌードル @南長崎［東京都豊島区］

2018年晩秋に発売されたミシュランガイド東京2019において、ラーメン店では新たに中華蕎麦 にし乃、カネキッチン ヌードル、中華蕎麦 蘭鋳、手打式超多加水麺 ののくらの4店がビブグルマンに選ばれた。もしも2018年11月末に戻り、何の予備知識も先入観もなくこの情報に接したとしたら、皆さんはどの店に最も行ってみたいと思うだろうか。予備知識がないなら、人々の興味を引く程度については4店の間でまったく差がないようにも思えそうだが、実際はそうではないだろう。この4店なら、手打式超多加水麺 ののくらとカネキッチン ヌードルになんとなく行ってみたい気にならないだろうか。超多加水麺という言葉のインパクト、およびカネキッチンの語呂とネーミングセンスの良さに、一定の集客効果を推測したくなるのは、銀座 八五とその本店の中華そば 勝本の人気の温度差や、人類みな麺類の異様なほどの人気などを踏まえてのことでもある。仮にもしも“中華そば かね田”や“らーめん金田”みたいな店名であったとしたら、どうだろう。印象が随分と変わるとは思えないだろうか。ともあれ今回は、その店名がイケてる感じのカネキッチン ヌードルの、看板メニューの醤油ラーメンをレポートする。

👍👍 Double Thumbs Up

TRY新人賞ランク外からの大逆転

東長崎駅の近くにあるカネキッチン ヌードルは、2016年12月に開業したわりと新参の店である。TRY大賞にはこれまで1度だけ、2017年秋の第18回TRY大賞に登場したのだが、当サイトで前回紹介した中華そば こてつと同様、TRY新人賞および新人賞各部門からは洩れ、TRY審査員のランク外の推し麺！というコーナーで紹介されたのみだった。しかしミシュランガイド東京2019・2020でビブグルマンに選ばれたことで、かつて第18回TRY新人賞に登場した面々に追いつき、そしてさらに一歩抜きん出た観がある。

カネキッチン ヌードルの場所−Googleマップ

カネキッチン ヌードルの情報−食べログ

緊急事態宣言下、日曜日の昼食時に訪問

新型コロナウイルスの蔓延により緊急事態宣言が発令中だった2020年4月19日(日)、平日も土日も関係なく人々は自宅に籠もっている社会情勢であったが、さすがにこの店は人気店だけあって、午後1時過ぎに到着したときには満席で、店頭で先客1人待ちの状況だった。

地鶏丹波黒どり特選醤油らぁめんと、らぁめん大盛りを購入。