ビブグルマン巡り｜東京2020・ラーメン #17：中庸の美学!? 6年連続ビブグルマン『麺処 びぎ屋』の奇を衒わない自然体の醤油ラーメン @学芸大学東口商店街［東京都目黒区］
昨今、清湯のラーメンといえば、らぁ麺 飯田商店の精緻な淡麗系ラーメンとか、Japanese Soba Noodles 蔦やSOBA HOUSE 金色不如帰の技巧を凝らしたラーメンとかが称揚され、向上心を持った後進は必然とこうした技術力を誇示するラーメンに追随していくことになりそうだが、これら3店と同じく2010年前後に創業した店の中には、別のアプローチでラーメン界のトップグループへと上り詰めた店もある。その店とは、麺処 びぎ屋。奇を衒わない自然体のラーメンでもって、ミシュランガイド東京で6年連続でビブグルマンに選ばれている名店中の名店である。今回は、この店の醤油ラーメンをレポートする。
👍👍👍 Triple Thumbs Up
静岡県とニューヨークに支店
ミシュランガイド東京でラーメン店が初めて調査対象となった2015年版以降、6年連続でビブグルマンに選ばれている麺処 びぎ屋は、東急東横線の学芸大学駅の東口から続く学芸大学東口商店街の中に店を構えている。公式ホームページによると、この店の店主はせたが屋で修業したとのこと。せたが屋の本店やニューヨーク店で店長を務めたそうだが、それが関係しているのか、麺処 びぎ屋はニューヨークにMr. Taka RamenおよびKarakattaいう2店の支店を出している。国内では、本店以外に3店の支店がある。すなわち麺処 びぎ屋 浜松店・磐田店・袋井店で、なぜかこれらはすべて静岡県の西部に立地する。
平日の昼食時に訪問
2020年10月16日(金)の正午過ぎに到着すると、店頭に6人が並んでいた。
ミシュランガイド東京2020では「まずは基本の醤油を試したい」と述べているので、特製醤油らーめんとめん大盛を購入。
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