北海道ラーメン紀行 #14｜in EZO 本店：東京ラーメンショー2019 第2幕で第2位と健闘した名店［札幌市中央区］

天高く馬肥ゆる秋は、やはり食欲の秋。そしてフードイベントが酣の季節。もしもコロナ禍がなかったら、今頃は駒沢オリンピック公園で毎秋恒例の一大フードイベントの東京ラーメンショーが開催されていたはずである。残念ながら今年は中止となってしまったが、思い起こせば、昨年の東京ラーメンショーは茨城県つくば市のつけめん・らーめん 活龍が濃厚うにそばで第2幕のグランプリを勝ち獲り、2連覇を達成したのが印象的だった。しかしその裏で活龍の壁の前に涙を飲んだ名店もあった。活龍と同じくウニ系の札幌芳醇炙りじゃが白湯味噌 〜特製うにソース添え〜で第2幕に挑んだものの、第2位に甘んじたin EZOである。今回は、そのin EZOの札幌にある本店で札幌ラーメンを味わってきたのでレポートする。

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煮干しラーメンと油そばが二枚看板

in EZO 本店はすすきのにあり、札幌市電の西8丁目停留場の近くに店を構えている。付近には175°DENO担担麺 本店などもある。in EZOはこの本店の他に道内では千歳市に、道外では神戸市に支店を出している。また公式Facebookによると、今年の3月初め、ちょうど新型コロナウイルスが蔓延し始めた最悪のタイミングで、軽トラを改造したまぜそばの移動式店舗の1号車を札幌から東京へと送り出し、2号車と3号車も製作中であったそうだが、当然ながらコロナ禍によって頓挫してしまったようだ。ところでin EZOが東京ラーメンショー2019で提供したのはウニを使用した味噌ラーメンであったが、本店を訪れてみると、実は看板メニューはまったく別で、煮干しラーメンと油そばである。

in EZOの場所−Googleマップ

in EZOの情報−食べログ

平日の夕食時に訪問

2020年6月3日(水)の午後7時半過ぎに訪れると、コロナ禍により札幌には観光客がほとんどいない状況だったためか、先客は3人だけで、席は結構空いていた。

昨年の東京ラーメンショーで2位に輝いた札幌芳醇炙りじゃが白湯味噌 〜特製うにソース添え〜はメニューに見当たらなかったが、よく似た札幌芳醇じゃが白湯味噌 というメニューがあったので、それの旨とろ玉セットと大盛を購入。