北海道ラーメン紀行 #21｜函館麺や 一文字 函館本店：現存の函館ラーメン店の中では唯一のミシュランガイド掲載店で味わうワンタンメン［北海道函館市］
函館は津軽海峡をフェリーで渡る人々にとっての北海道側の玄関口であり、また国内有数の観光地でもある。ゆえに函館では食に対する需要が大きく、グルメは質、量ともに充実している。その中でも特に人気が高いのはやはりご当地ラーメンの函館ラーメンであろう。ところがミシュランガイド北海道2017特別版を調べてみると、すでに閉業した星龍軒を除くと、函館にあるラーメン店で唯一掲載されているエビス軒は味噌ラーメンを看板メニューとする札幌ラーメンの店であり、詰まるところ函館ラーメンの店は1軒も掲載されていないのだ。全く以て呆れ果てる次第だが、それでミシュランガイド北海道2012特別版に遡って調べると、閉業した星龍軒以外の函館ラーメンの店が1軒だけ見つかる。というわけで現存する函館ラーメンの店の中では唯一のミシュランガイド掲載店ということになるその店とは、函館麺や 一文字 函館本店である。今回、この店で海老入りのワンタンが特徴的な函館ラーメンを味わってきたのでレポートする。
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2012年版でミシュランプレート
湯の川温泉の温泉街に店を構える函館麺や 一文字 函館本店は、ミシュランガイド北海道2012特別版において調査員おすすめの店、すなわち現在言うところのミシュランプレートに選ばれた。しかしその次に刊行されたミシュランガイド北海道2017特別版では残念ながら非掲載となってしまった。
駐車場
この店は函館市電の湯の川温泉停留場からギリ徒歩圏内にあるとはいっても、やはり結構遠いので、車で訪れるのが便利である。そういう立地なので、やや広めの駐車場も備えている。
土曜日と平日の2度訪問
2020年6月20日(土)、開店時刻の午前11時に合わせて訪れると、開店を待っていたのは数人だけ。だがその後、客が続々と来店した。2020年8月7日(金)の夜9時半頃に訪れたときは、席はわりと空いていた。
訪れた2度とも、えび鶏塩わんたん麺を注文。
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