北海道ラーメン紀行 #27|えびそば一幻 総本店:海老ラーメンのスペシャリストが魅せるハイレベルな一杯 @すすきの[札幌市中央区]

最終更新日

えびみそ そのまま
えびみそ そのまま

器の絢爛な紅海老茶色が映える一杯が着丼。

 

万人受けしそうな激旨スープ
海老味噌スープ

濃厚な海老味噌スープは、微妙に甘味を含むまろやかでふくよかな旨味の上で、海老の風味が絶妙なアクセントを形成する構成。最大多数の最大満足を志向するタイプの味わいである。海老の風味と濃密な旨味の圧巻の二重奏に一瞬、我を忘れるや、すでにして落とし穴に嵌まったかのごとく、激旨の坩堝に引き込まれていく俺がいた。

 

弾力性がいい感じの中太麺
中太麺

適度な茹で加減の中太麺は、弾力感がいい具合に表れていて、派生的に多少のもっちり感も生じていて、なかなか良好な出来。

 

端役的な存在感しかないチャーシュー
チャーシュー

チャーシューは淡白な味でとても柔らかく、味を評するとすれば、まあまあ旨いということにはなろうが、如何せん薄っぺらくて量が僅少で、申し訳程度に載せているだけの体裁なので、旨さを云々するには値しないだろう。

 

海老の風味が粋なおにぎり
えびおにぎり

えびおにぎりは海老の風味が粋に効き、それなりにイケてる感じの旨さであった。尚、別の日の深夜遅くに訪れたときは、えびおにぎりは売り切れだった。

 

総括
店頭に表示された店名

今回は、東京でもお馴染みの海老ラーメンの名店えびそば一幻の、札幌にある本店で、味噌系の海老ラーメンを味わったのだが、相変わらずの激旨に納得至極であった。とりわけスープに関してはさすがと言う他ない完成度であった一方で、形だけ繕ったみたいなチャーシューについては、むしろマイナスイメージを喚起するようにも思われた。チャーシューを載せるのなら、最低限しみったれた印象を与えないくらいの量は載せるべきで、価格と照らし合わせてそれができないのなら、いっそ載せないほうがマシなのではないかと、個人的には思う次第。

 

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