北海道ラーメン紀行 #33|元祖 旭川らーめん 一蔵 旭川本店:異色の旭川ラーメン! ミシュランガイド掲載店で味わう淡麗系の逸品[北海道旭川市]

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醤油ラーメンの町、旭川。約33万の人口を擁し、日本最北の大都市ともいえるこの町で育まれたご当地ラーメンの旭川ラーメンは、ダブルスープの技法を編み出し、それが世紀末頃に全国に広まって、ラーメンを著しく進歩させたのは周知の通りである。そのダブルスープで作られる強めの味わいの醤油スープに地元の製麺会社の低加水麺を合わせるのが、旭川ラーメンの一般的な様式であるが、そうした様式とはまったく異なる淡麗系のスープに自家製麺の麺を合わせたラーメンを看板メニューとする名店が旭川にある。過去に2度刊行されたミシュランガイド北海道に2度とも掲載された元祖 旭川らーめん 一蔵 旭川本店である。今回は、その淡麗系醤油ラーメンをレポートする。

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ビブグルマンからミシュランプレートへ格下げ
元祖 旭川らーめん 一蔵 旭川本店

旭川駅から徒歩圏内に立地する元祖 旭川らーめん 一蔵 旭川本店は、ミシュランガイド北海道2012特別版でビブグルマンに選ばれた名店。しかしミシュランガイド北海道2017特別版では調査員おすすめの店、すなわち現在言うところのミシュランプレートになり、格下げとなった。ところでこの店は“元祖 旭川らーめん”を標榜しているのだが、戦前に遡る旭川ラーメンの元祖ついては現存しないためか、一般には措定されず、代わりに現存する中で最古参で現在の旭川ラーメンの隆盛の基礎を築いた蜂屋旭川らうめん青葉を元祖的存在と見なす傾向にある。したがって一蔵が元祖を自称しているのは、どういう意味なのか判然としないけれども、常識的に解釈すればまったく以て的外れということになる。

尚、この店は旭川の中心街にあるので、駐車場を備えていない。しかし近隣にはコインパーキングがたくさんある。

元祖 旭川らーめん 一蔵 旭川本店の場所−Googleマップ

元祖 旭川らーめん 一蔵 旭川本店の情報−食べログ

 

土曜日の夕食時に訪問
メニュー
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2020年7月4日(土)の午後7時半過ぎに到着すると、夕食時なのに先客は1人だけしかいなかった。旭川の歓楽街に立地し、早朝まで営業しているような店なので、書き入れ時はもっと夜遅くなのかもしれない。

鮭ぶしらーめん しょう油大盛トッピング チャーシュー(3枚)を注文。

 

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