コメダ珈琲とGODIVAがコラボ! コメダの人気メニューのシロノワールが、バレンタイン仕様に

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ショコラノワール・たっぷりコメダブレンド
ショコラノワール・たっぷりコメダブレンド

しっかりとチョコ感を打ち出したバレンタイン仕様シロノワールが来た。

 

単なるチョコレート版シロノワールではない
ショコラノワール

このショコラノワールシロノワールのバニラソフトクリームをチョコレートソフトクリームに置き換えただけの代物ではない。ソフトクリームの下にシュガーパウダーを散らし、チョコ味のソフトクリームに別途チョコレートを上がけし、さらにアーモンドプラリネを振りかけてあるという念の入った作り様である。他の特別なシロノワールと同様、ベーシックなシロノワールの単純な作りとは一線を画している。尚、シロノワールに付いているようなシロップは、ショコラノワールには付かない。

 

本質的にはシロノワールと同じ
ショコラノワール

シロノワールに比べると、丹念に作り込んである様相のショコラノワールであるが、その魅力の核心は結局のところシロノワールと同じで、それは2つの非連続性と言えるのではなかろうか。すなわち分類上の非連続性と温度の非連続性である。デニッシュパンという欧米なら主食にもなるような食品に、菓子パンのノリで堂々とソフトクリームを載せてしまっているわけだが、そこにはスイーツと非スイーツの間にある非連続性が顕現している。また温かいデニッシュパンにソフトクリームが載っているところには、温度の非連続性が生じている。2つの非連続性、これらを2軸として、その交差する極点にこそ成り立つのが、シロノワールそしてショコラノワールであろう。非連続性つまりは一種の意外性が、別々の方向から二重に現れるとき、我々は案外容易にその魅力に捕われてしまうことを、シロノワールは実証しているのかもしれない。

 

相棒はコメダブレンド
たっぷりコメダブレンド

今回、ショコラノワールの引き立て役に選んだのは、たっぷりコメダブレンド。芳醇で後味が良く、また雑味も少なく、とても出来がいいと個人的に思っているコーヒーである。

 

総括
コメダ珈琲店 千葉さつきが丘店

特別版シロノワールともいうべきショコラノワールを味わってみたのだが、正直に述べるなら、販売中止中のシロノワールがなにげに恋しいような気がして、早く販売が再開されたらいいのにと思う気持ちが幾分芽生えたことを告白しなければならない。とはいえ、別段ショコラノワールシロノワールよりも劣るとは全然思えない。なのに、どうしてあんな単純な作りのスイーツがいいのかと思ったとき、意外性の第3軸が我々の心の琴線に触れている可能性に思い当たったわけである。精緻に、そして丹念に作り込まれていることがよく分かるコメダブレンドをすすりつつ、シロノワールを食すとき、その素っ気ない作りと素朴な味わいが、なんと際立つことか!

ともあれショコラノワールは今だけしか味わえないので、シロノワールファンの人には、おすすめしたいと思う。

 

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