東京駅一番街15周年記念 特別メニュー #2|東京煮干し らーめん玉:香麺 @東京ラーメンストリート[東京都千代田区]

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香麺
香麺

見た感じ、いささかケバケバしい雰囲気のラーメンが着丼。ジャンルとしては、近年徐々に認知度が増してきているが未だかなりマイナーな、いわゆるスパイスラーメンに該当する。

 

スパイスとミンチが決め手のスープ
15種類のスパイスを使ったスープ

どぎつい色調のスープは、東京駅一番街15周年記念グルメフェスタのパンフによると、15種類のスパイスを使っているとのこと。中央に載ったミンチを混ぜ込んで味わうと、微妙にカレーっぽい風味を含み、多少エキゾチックな風味も有する。塩分が若干濃すぎるきらいがあるものの、ミンチの旨味と相俟って、それなりにイケてる味わいに出来上がっている。

 

特徴があまり目立たない中細麺
中細麺

適度な茹で加減の中細麺は、ややしっとりした感触はあるけれども、概して特徴が目立たない仕様。これはこれで、まあまあの出来といったところだろう。

 

総括
提灯

今回は、香麺と名付けられた、ジャンル的にはかなりマイナーなスパイスラーメンを味わったのだが、参考にできる店がまだ非常に少ない中でオリジナリティを発揮しつつ、なかなかよくできた完成度に仕上げてある印象を受けた。スパイスラーメンというと、2014年に江戸川区で創業したスパイス・ラー麺 卍力や、2017年に下北沢で開業したスパイスラーメン 点と線.などがパイオニアとなって切り開いた新ジャンルであるが、今回味わった香麺は、卍力のような船橋ソースラーメンの影響を受けたタイプとも、点と線のような札幌のスープカレーの延長線上にあるタイプとも結構違っていて、私としては新風に当たるような面白みを感じることができた。願わくば、香麺のもう一段のレベルアップを成し遂げて、グループがスパイスラーメンの分野でトップランナーとなる気概を持ってほしいものだ。

 

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