北海道ラーメン紀行 #12｜麺や けせらせら：ラーメンの南北格差が激しい札幌で、北部の数少ない有名店の1つ［札幌市北区］
味噌チャーシューらぁめん・大盛
日本画の美的感覚を投影したかのような趣の、瀟洒な一杯が着丼。
まったりとした味わいの味噌スープ
味噌スープはまったりとした穏やかな味わいで、鶏白湯がベースになっているのではないかと想像される。ややブレーキのかかったような感じがあって、味覚への当たりの弱さが多少のマイナス面として意識される一方で、素直な旨さを追求している点や個性がよく表れている点は好感が持てる。まあまあ良好な出来といったところだろう。
もっちり感に秀でた麺
札幌らしい縮れ卵麺の細麺は、適度な茹で加減で、もっちり感に秀でている。スープの絡みも良く、結構優れた出来。
とろけるような柔らかさのチャーシュー
チャーシューは昔ながらの平凡な作りではあるものの、とろけるような抜群の柔らかさがいい感じで、とても旨い。
総括
今回は、食べログで現在北海道で7位のラーメン店の麺や けせらせらで札幌ラーメンを味わったのだが、スープにややパワー不足感があるものの、全般的にはしっかりとよく作り込まれ、ハイレベルにまとまった感じのなかなかの優れ物であった。ゆえに、すすきのや札幌駅の辺りの観光客仕様の札幌ラーメンを食べるくらいなら、ちょっと足を伸ばして、こういう地元客仕様の気合のこもった札幌ラーメンを味わうのも、また一興であろう。
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