北海道ラーメン紀行 #22｜龍鳳：函館駅近くの夜の街にある函館ラーメンの人気店 @大門横丁［北海道函館市］

函館駅の南側に広がる観光名所の函館朝市には、250〜300もの店が集まっていて、朝市の名の通り早朝から活気に満ちるのだが、その賑わいも午後になると潮が引くように終息していく。そして夕刻になると、朝昼の間は静まり返っていた函館駅の東側が、バトンタッチされたかのように賑わい始めるのだ。26店が軒を連ねる大門横丁もまた然りで、多種多様なグルメで函館の夜を彩る。するとどうしても欠かせないのは、やはり〆のラーメン。その需要を満たす役目を大門横丁で最も果たしているのは、函館ラーメンの人気店の龍鳳であろう。今回は、この店の塩ラーメンをレポートする。

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食べログにおいて函館で3位

函館駅の東側の繁華街にある大門横丁。ここに出店している龍鳳は、2020年12月27日現在、食べログにおいて函館で3位のラーメン店である。しかし過去に2度刊行されたミシュランガイド北海道には掲載されていない。尚、この店は夜に華やぐ大門横丁では例外的に昼間も営業している。

龍鳳の場所−Googleマップ

龍鳳の情報−食べログ

日曜日の午前に訪問

2020年6月21日(日)の午前11時過ぎに到着すると、日曜日ではあったが、コロナ禍が観光業を直撃して函館の町全体が閑散としていたことも影響してか、先客はなく、その後も自分の食事中には僅か1人が来店しただけだった。この辺の事情は、前日に訪れた函館麺や 一文字 函館本店がそれなりの客入りであったのと比べると、随分と異なっている。こうした客入りの悪さに多少なりとも驚かされたわけだが、入店すると、今度は店内の様子に驚かされ、えも言われぬ違和感を覚えることになった。というのも、店内の何処も彼処も全般的に薄ら汚れている感じなのだから。この店は夜も営業しているし、大門横丁にあるのでむしろ夜こそが稼ぎ時なのであろうが、もしも夜に訪れていたら、きっと暗さによって薄ら汚れたところはオブラートに包まれるように隠されたに違いない。しかし昼間に訪れたがために、見てはいけないものを見たような格好になってしまった。

チャーシューメン 塩を注文。