北海道で海鮮丼を食べよう #2|うにむらかみ 函館本店:無添加生うに丼 @函館朝市[北海道函館市]

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無添加生うに丼 レギュラー
無添加生うに丼 レギュラー

美しく盛られたキタムラサキウニがなんとも見映えするうに丼が着丼。

 

ミョウバン不使用で雑味なし
無添加生うに丼 レギュラー

うには形崩れしやすいのでミョウバンで処理されることが多いけれど、この店の無添加生うに丼は読んで字のごとく無添加で、ミョウバンを使用していない。なのでミョウバン由来の雑味がなく、うに本来の旨味をダイレクトに堪能できる。またミョウバン処理をしていないのに、うにの形がこれほど整っているということは、いかに新鮮であるかの証左でもある。

 

やや淡白な味のキタムラサキウニ
キタムラサキウニ

綺麗に形を保っているキタムラサキウニは、その新鮮さゆえに幾分プリッとした舌触りで、味の方はバフンウニと比べるとやや淡白な感じである。どちらかというと、うにらしい旨味ではバフンウニに劣る印象を受けるが、一方で味が出しゃばってこないところにバフンウニにはない奥ゆかしい気品が感じられる。

 

総括
店舗の看板

今回は、全国トップクラスのうに丼の名店うにむらかみ 函館本店でキタムラサキウニのうに丼を味わったのだが、その評判に違わず、傑出した鮮度のうにを使ったまさに極上の一杯であった。だが使われていたうにがキタムラサキウニであったという点で、パーフェクトと言うには僅かに欠けるところのあるような感をどうしても払拭できなかった。往年のプロ野球で喩えるなら、巨人の試合を見に行ったら、先発投手がエースの江川ではなく、もうひとりのエースの西本だったみたいな感じだろうか。西本も素晴らしい投手でエースだったけど、微妙に江川に及ばなかったわけで、同じようにキタムラサキウニもとても旨いのだけれど、やはり本命はエゾバフンウニであるわけだ。しかしながら6月中旬ではエゾバフンウニはまだ旬ではなく、すでに旬に入っていたキタムラサキウニを使うのも至極当然。つまり、エゾバフンウニの旬が到来してから、この店を訪れるほうが良かったのだ。かような次第でうにむらかみ 函館本店を訪れた2ヶ月後、エゾバフンウニの旬がたけなわの頃に函館うにむらかみ 札幌店を訪れることに相成った。そのとき味わったエゾバフンウニとキタムラサキウニの二色丼は、後日当サイトで紹介するので、乞うご期待。

 

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